
肌にとって保湿が大切のは知っていますね。水分が足りない肌は、カサついたり、シワやたるみの原因になったりします。
肌に水分を保つために保湿化粧品を使う人は多いです。でも保湿化粧品と名のつくものをつけていればOKなのかというとそうでもないんです。
その保湿化粧品に含まれている成分がどれだけ肌に水分を保っていられるかが大切なんです。保湿化粧品の成分は以下のようなものがあります。
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- エラスチン
- セラミド
よく耳にする成分ですね。これらの保湿成分は以下の3つのタイプに分けられます。
- 水分を層の間にはさみ込むタイプ
- 水分を抱え込むタイプ
- 水分を吸着するタイプ
水分を層の間にはさみ込むタイプはセラミドです。角質層で細胞間脂質が層をつくって水分をはさみ込んで水分を保持します。一番強い保湿力を持っています。
水分を抱え込むタイプはヒアルロン酸、エラスチン、コラーゲンなどです。角質層で自分で水分を抱え込んで保湿します。セラミドより保湿力は弱いです。
水分を吸着するタイプは角質細胞内にある水分保持成分です。外気などの水分を吸着して保湿するタイプです。水分を抱え込むタイプよりさらに保湿力は弱いです。
こうやってみるとセラミドが一番保湿力が高いのがわかりますね。なぜかというと、コラーゲンやヒアルロン酸は分子量が大きいのでなかなか肌の内部まで浸透できません。
一方セラミドは既に角質層に存在する保湿成分なので浸透しやすくセラミドは水分をはさみ込んでくれることで肌の保湿力が上がります。また、保湿力が維持する時間も2~24時間もあるのでしっかりと水分を蓄えてくれます。
そう考えると肌に浸透しにくいヒアルロン酸やコラーゲンをたくさん塗るよりもセラミド配合の化粧品を使う方が肌の保湿には早いということなんです。またセラミドは肌の角質層にある成分なので、敏感肌の人にも安心して使えます。
アトピーなどで保湿がしたいのにコラーゲンやヒアルロン酸入りだとかぶれてしまうという人はセラミド配合にかえてみるといいですね。