
アレルギー肌の人は、基本的にアレルギーの体質がもともとある方がほとんどなんです。
アレルギー体質だからアレルギー肌も改善するなんて無理かも、と諦める人も多いですが、そうでもありません。
そもそもアレルギーになりやすい状況を調べてみたので、その原因を確認してみましょう。

食べ物の偏りや食生活。
保湿が足りない状態の肌
化繊やポリエステル類の衣類からのアレルギー
化学製品の寝具によるアレルギー
睡眠不足や不規則な生活
運動不足による血流不足
ストレスによるメンタル不安定など
この中から、2つ取り上げて、重要ポイントの「食生活」と「保湿」について紹介します。
アレルギーと言えばアトピー性皮膚炎などを思い浮かべるかと思います。アトピーの人が気を付けていることの1つに食べ物です。食物はは直接体内にとりこむものなので、体に与える影響は大きいです。アレルギー肌の改善には、食生活の見直しはとても重要なポイントになります。
これらの摂りすぎはNGです。油は摂りすぎると肝臓に負担がかかり、控えすぎると肌がカサカサになるので適度にとるように注意しましょう。また、良質な油をとるように心がけるのも大事です。
サラダ油やパーム油などの植物油よりは、米油、純粋のオリーブオイルやエゴマ油、ごま油を極力使うようにするだけでも、アレルギー症状がかなり変わってきます。また、乳製品はカルシウムが摂れますが、同時に一緒に油脂分も摂ってしまいます。
カルシウムは大切な成分ですが摂りすぎはいけません。ちなみに牛乳よりも発酵させてある乳製品(ヨーグルトなど)の方が分解する時に負担が少ないのでおすすめです。
ケーキやアイスなどお菓子類など食べ過ぎると余分なエネルギーが体にたまり、アレルギー肌を更に悪化させるので、肌にトラブルのある人は、甘いお菓子は食べない、くらいの徹底さが必要です。
アレルギー肌の人は乾燥肌で悩んでいる人が多いです(脂性肌でも部分によって乾燥肌の人も含む)。これは「肌のバリア機能が低下している」状態ということです。
朝晩2回の保湿ケアは最低限するようにして、昼間のエアコンやヒーターなどで乾燥を感じるときは、常に意識して、水分補給を与え、保湿するようにしましょう。肌の乾燥は更なるアレルギーの悪化になりやすいので、常に注意しましょう。
入浴後の乾燥に要注意!ひと工夫で効果のあがる保湿ケア
肌の乾燥が一番進む時っていつか知っていますか?それは入浴後です。風呂場を出たとたん、入浴で濡れた体から水分がどんどん蒸発して、一気に乾燥してしまいます。乾燥を少しでも少なくするために入浴中のケアが大切です。
実は水道水に含まれる塩素も肌を刺激してしまいます。アレルギー肌の人の中にはシャワーのお湯がチクチクするという人もいます。でもシャワーを使わないと洗髪などかなり不便を感じてしまいます。
そこで便利なのが塩素を取り除いてくれるシャワーヘッドです。キッチンの蛇口につける浄水器のようにシャワーヘッドを取り換えることで塩素を取り除いてくれるという優れものです。あのチクチク感がイヤだという人は使ってみるのもいいですね。
バスタブには、入浴剤を入れることで塩素が中和されます。同時に保湿ケアをしてくれるタイプのものを使うとより効果的ですね。でも入浴剤と言っても成分もいろいろなので、なるべく天然の成分が入っているものを選ぶといいですね。
また、入浴後はすぐにスキンケアをしましょう。バスタオルで拭く時は、皮膚を傷つけないようにやさしく押さえるように拭き、着衣が済んだら、なるべくすぐに化粧水、乳液と保湿をしておきましょう。
お風呂から上がった直後は、体も暑くて扇風機やエアコンの前で涼みたい気持ちはわかりますが、どんどん肌の水分が失われていると思えば、まず先に肌ケアが大切ですね。